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地元の駅の

ガード下にね、ホームレスの人がいたんだ。私が中学の時にはもういたような気がするな。
当時はホームレスなんてハイカラな呼び名でなくて浮浪者て言われたかも。
でも彼は世捨て人ぢゃなくて、街の人と関わろうとしてたし、それを受け入れる人も多かったみたい。
いつのころからか、駅前広場でイベントがあったりすると、黄色い旗もって沖田艦長かジュリー(古っ!)みたいな帽子かぶって嬉しそうに交通整理してたよ。


私は直接話したりしたことないけど、姿見掛けるとなんか安心したなぁ。
いろんな人が食べ物とか身の回りの物あげたりしてたみたい。
他にも人柄が想像出来るよなエピソードをいくつも聞いたことあるよ。悪く言う話はほとんど聞いた事ないし。
あの交通整理の時のニコニコは、地元の役にたってる事自体が嬉しかったんだろうって思うんだ。
そんな彼だけど、もういないんだ。
ちょっと前に、だれかに暴行うけて亡くなったんだって。
ホームレスの仲間割れだとか、たばこ吸ってた奴に注意したら逆ギレされて殴られたとか。ホントのとこは私は知らない。
でも、不思議と知りたいとも思わないし、犯人への怒りみたいのもないや。ただ悲しいだけ。
彼もきっと犯人がだれかなんて興味なくて、ただまた同じ事がおきないようにって考えるんぢゃないかな。
彼が寝てたガード下には、お花やお供え物がたくさんあったよ。
ホームレスつーより、ガード下がオープンなおうちで、街の人も認めてたのかもしんない。
しょうちゃんお疲れさまでした。
ゆっくり休んで下さいね。

       

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